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知っトク!?健康スキル

白内障という病。知っておきたい目の健康の守り方(1/2)

掲載号 vol.31

vol.3

目の健康の守り方目の健康の守り方

誰もが罹りうる白内障。放置すると生活に大きな影響が……。リスクを下げるためにできることは?目薬の発売から100年以上、目と向き合い続けるロート製薬のアイケア担当・ひとみが目の健康の守り方をお伝えします。

記事内容

読了時間:5分

私がお伝えします ロート製薬 アイケア担当・ひとみ

白内障という病。知っておきたい目の健康の守り方

誰でも罹る!?
白内障は世界では失明原因の第1位。

今回は、白内障についてお話しします。「高齢になると罹る病気だから、まだ大丈夫」「今は手術で簡単に治るでしょ」と思われている方が多いかもしれません。確かに、白内障の主な原因は加齢であり、日本では手術で治療することができます。しかし、世界全体では依然として失明率1位の眼病です。つまり、放置すると失明につながるということ。「自分は関係ない」と軽んじず、白内障について知り、リスクを避けるなど気をつけていれば、発症や進行を遅らせることができる可能性もあります。

まぶしい かすむ ぼやける 物が二重に見える

さまざまな症状が現れる白内障。
進行すると生活の中で不自由を感じることに……。

白内障とは、眼の中にある水晶体が濁る病気です。症状としては、かすむ、ぼやける、ものが二重に見える、光がまぶしく感じるなどが挙げられます。加齢が最大の要因で、早ければ40代から始まり、80代ではほとんどの人に白内障の症状がみられます。また、男性より女性が罹りやすいというデータも。では、水晶体がなぜ濁るのでしょう?加齢や、長年の紫外線暴露などさまざまな影響によって、水晶体を構成するタンパク質が徐々に変性し、光を通しにくくなったり、反射してまぶしくなったりします。紫外線は白内障のリスクファクターのひとつ。普段から帽子やサングラスなどで紫外線対策をしてくださいね。特に雪面での反射は通常の2倍以上なので、雪の降る地方は冬にも要注意!ほかに、喫煙、糖尿病、肥満なども白内障のリスクを高める可能性があります。

水晶体 網膜水晶体 網膜

光を屈折させて網膜に像を映す役割を果たすのが水晶体(右)。
ロート製薬が支援するプロジェクトで、日本の手術用医療機器の技術指導を受けるミャンマーの医師たち(左)

白内障による失明を減らして
QOLの向上をサポートしたい。

白内障になると、初期なら点眼薬も用いられますが、進行して日常生活に支障が出ると手術をするのが一般的です。日本では毎年、かなりの件数の白内障手術が行われているんですよ。しかし、世界的に見ると手術は普及しておらず、白内障は失明原因の51%を占めるというデータが。特にアジアやアフリカなどの途上国では、眼科医が少なく、貧困などの理由で治療をせずに放置した結果、失明するケースがとても多いのです。目が見えなくなって職を失い、経済的理由で治療から遠ざかり、QOLが低下する悪循環が起きています。

このような状況は防げるはず、何とか改善したい! という想いからロート製薬はアジア各国で【見ること】へのサポートを積極的に行っています。内容は、無料眼科検診、白内障治療用の眼内レンズの無償提供など。中でも白内障による失明率が特に高いミャンマーでは、2015年に『白内障診療プロジェクト』をスタートさせました。繊細な技術が必要な白内障の手術を現地の医師ができるよう、機器の提供はもちろん、技術移転を大きな目的としています。さらに、持続可能な支援に向けて、ロート製薬と取引先が一体となり、【ソーシャルパートナー】として売上の一部を途上国の白内障治療などに寄付する活動も行っています。

日本では白内障から失明するというケースは少ないとはいえ、誰もがなりうる病気であり、進行するとQOLに大きく影響します。できるだけ発症や進行を遅らせたいものですよね。紫外線対策のほか、喫煙、肥満、飲酒、食生活など、日常生活を見直すことが広い意味での予防につながります。40代、50代でも見えづらさを感じたら検査を受けるようにしましょう。いつまでも自分の健康な目で【見る】ために、目を守る意識を常に持ってくださいね。

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